企業がPRや広告宣伝で、同じ動画をInstagram ReelsやTikTokなど、複数のSNSに投稿しても問題ないのか?
動画の撮影から編集で数日かかるということもあるため、同じテーマで複数媒体の撮影をするとなると大変です。
そのため、同じ動画をアップロードすれば良いのではないかと考える方も多いのではないでしょうか。
同じ動画をアップロードすれば、編集の手間も一度で済むため業務効率化につながります。
本記事では、同じ動画をアップロードする際の注意点やコツを紹介します。
同じ動画をアップロードすることに対し、懸念点を抱えている企業は参考にしてみてください。
目次
Instagram RealsやTikTokなど相互で同じ動画を使用するメリット
Instagram ReelsやTikTokなど、ショート動画サービスで同じ動画を使用するメリットは以下が挙げられます。
- 動画を新たに作成する必要がない
- 同じ動画が各媒体で流れるので認知度が上がる
動画を新たに作成する必要がないというのは、手間が省けるため効率が上がるという意味です。
また、同じ動画が各媒体で流れることにより「この前も見た」という現象が生まれるため、認知度が上がります。
動画を新たに作成する必要がない
動画を新たに作成する必要がないというのは、同じテーマの動画を作成する必要がないということです。
同じ内容を2回撮影するのは、億劫であるほか手間が増えてしまいます。
「同様の動画を他媒体に掲載するのは、手抜きなのでは?」と心配になる必要はなく、多くのユーザーが複数媒体に同じ動画を掲載しているため問題はありません。
ショート動画であっても、こだわって撮影・編集をしていたら数時間はかかってしまう可能性があります。
そのため、同じ動画をアップロードすることで時間ができるため、別テーマで動画を撮影・編集をしてバリエーションを増やせます。
時間の有効活用という視点でメリットになるといえるでしょう。
同じ動画が各媒体で流れるので認知度が上がる
認知度を上げるためには、自社の情報を何度も見てもらうことが必要です。
一度に覚えてもらうことは難しく、インパクトの強い広告を1度見てもいずれ忘れてしまいます。
複数のプラットフォームに同じ動画をアップロードすることにより、同じ動画があちこちで見られるため認知度の引き上げに繋がります。
情報の接触回数と認知度は比例しているといわれているため、同じ動画をアップロードすることは大きなメリットとなります。
手抜きと思われてしまうかもと考えてしまっても、認知度のメリットが強力であるため活用しましょう。
同じ動画を別媒体で利用するときの注意点
同じ動画を別媒体で利用するのはメリットだけではなく、注意すべき点もあります。
無条件でメリットだけがあるわけではないため、以下のことを覚えておきましょう。
- 媒体ごとの楽曲の著作権に注意する
- 同じ動画ばかりだとアンチが湧く可能性がある
- 炎上するとほかの媒体でも炎上する可能性が高くなる
媒体ごとでルールが異なるほか、同じ動画ばかりアップロードすることによる評判の変化、炎上した場合の延焼について解説します。
媒体ごとの楽曲の著作権に注意する
ショート動画サービスの多くは、著作権フリーの楽曲を用意しており、使用して動画の撮影が可能です。
ちなみに、よく見るおどってみた系のショート動画は著作権フリーの楽曲をつかって踊っていることが多いです。
しかし、媒体によって著作権フリーの楽曲が異なるため、TikTokの楽曲を使った動画をYouTube Shortsにアップロードしたら媒体で使用できない可能性があります。
媒体で使用できない楽曲の場合、動画が削除されてしまったり、最悪の場合は訴訟問題に発展する可能性があるので注意しましょう。
同じ動画ばかりだとアンチが湧く可能性がある
同じ動画ばかりアップロードしていると「使いまわし」などと、アンチが湧く可能性があります。
アンチが湧くと、せっかく良い動画であっても悪く見えてしまう可能性があります。
同じ動画ばかりではなくYouTubeならShortsだけではなく長尺動画、TikTokやInstagram Reelsならほかの媒体にない動画を挙げてみるなど、全体のバランスを見ながら調整してみましょう。
炎上するとほかの媒体でも炎上する可能性が高くなる
炎上しないように注意をしていても、何処から火がつくのかわからいのが「炎上」です。
炎上の理由は様々で、「倫理的な配慮に欠けている」「主張が強すぎる」「言っていることが違う」「二番煎じ」などがあります。
同じ動画を複数媒体にアップロードをして、上記の条件に該当してしまうと他の媒体の動画にもアンチがコメントをして延焼してしまう可能性があります。
「倫理的な配慮に欠けている」については避けられる可能性が高いですが、残りの3つについてはやりがちなので注意をして動画を作成しましょう。
同じ動画をアップロードする時のコツ
同じ動画をアップロードをする場合、反響を良くすることや炎上を避けるためのコツとして以下が挙げられます。
- 各媒体と互換性のある動画にする
- 媒体によって合わない場合は無理に流用しない
同じ動画をアップロードを検討している企業は参考にしてみてください。
各媒体と互換性のある動画にする
各媒体によって、再生時間や容量、動画フォーマットがことなるため、それぞれの媒体に合った互換性のある動画をアップロードしましょう。
各媒体のフォーマットは以下の通りです。
YouTube Shorts | TikTok | Instagram Reals | |
配信媒体 | YouTube | TikTok | |
媒体のアクティブユーザー数 | 7,000万人 | 1,700万人 | 3,300万人 |
最大再生時間 | 60秒 | 10分(一般的には60秒) | 90秒 |
フィルター機能 | なし | あり | あり |
ユーザー層 | 世代問わず多い。 | 10代の男女が多い(40代あたりも) | 10~20代の女性が多い |
特に注意したいのは再生時間で、再生時間があっていないと最後まで再生できず、肝心な締めの部分が見られずに終わってしまいます。
ショート動画の再生時間は最低60秒まで再生できるため、流用する場合は60秒に収まるように作成しましょう。
媒体によって合わない場合は無理に流用しない
媒体によって、合う合わない動画があります。
そのため、媒体の特徴やアップロードされている動画のトレンドから、この動画は上げる・この動画は上げないという選択をしましょう。
真面目に話す内容をTikTokにアップロードしても、流されてしまう可能性が高いため、TikTokのようなエンタメ寄りの媒体なら、親和性のあるコメディ調の動画を上げてみるなど工夫してみましょう。
同じ動画を企業が使っても問題がない内容
同じ動画として、どのような内容を掲載すればよいかイメージが湧かない方に向け、企業が使っても問題がないテーマを3つ紹介します。
- 採用系動画
- 社内紹介系動画
- 社長に質問系動画
テーマ決めに悩んでいる方がいれば、参考にしてみてください。
採用系動画
採用にショート動画を利用するという内容です。
どのような人を求めているのか、面接で聞く内容など求職者向けに自社をアピールできる内容を話す動画です。
人事が話すことにより、頼りにできる人というイメージが付き、採用につなげやすくなります。
求職者に、何度も同じ動画を見てもらうことで興味を引けるため、採用戦略にプラスの効果があるといえます。
社内紹介系動画
採用に近い内容ですが、会社の雰囲気を他社に知ってもらうために社内の様子や社員紹介をして、会社説明資料を動画として行うようなイメージです。
会社の雰囲気が伝われば、求職者は働いた時のイメージが湧きやすくなり、潜在顧客には信用できる会社かのアピールができます。
紙やPDFだけでは伝わらない会社の魅力を発信しましょう!
他社と違うことをアピールできれば、メディア露出が増えて広告の役目を果たしてもらえるようになります。
社長に質問系動画
社長に質問系動画とは、その会社が得意とする分野について社長が回答する形式の動画です。
例えば、経営について「若手が育たないがどうすればよいか?」という質問に社長が回答して同一の悩みを持つ人にアプローチをする内容です。
同一人物が常に回答を続けるため、会社以上に社長の認知度が高まるため、他媒体への利用で
ショート動画をアップロードする際に利用すべきサービス
同じ動画をアップロードするにも、ショート動画のサービスは何があるのかわかっていない方も多いのではないでしょうか。
YouTube Shorts
YouTube Shortsは、YouTubeのショート動画機能という位置づけのサービスです。
Shortsは、他の動画プラットフォームと比較して、フィルター機能がないためダンスや歌を歌う系のコンテンツは少なくトーク調の動画が多い傾向にあります。
そのため、ビジネス層も視聴している可能性があるため、消費者向けだけではなくBtoB商材の販促にも活用できることが特徴といえます。
また、著作権フリーの音源も用意されているため、BGMのために音源を用意する必要がありません。
YouTube Shortsはフィルター機能がない分、他の媒体との親和性は高いです。
他媒体から、YouTubeの長尺動画を見てもらうような導線を引く戦略も可能なので、
TikTok
TikTokは中国のByteDanceが運営する動画配信プラットフォームです。
他サービスのように、提供サービスの一部としてショート動画を配信できるわけではなく、TikTok自体がショート動画の配信に特化した媒体です。
ショート動画だけではなく、他媒体同様にライブ配信もできます。
特徴としては、TikTok独自の音源を使ったダンスがバズり、TikTok発の人気楽曲が生まれることです。
また、10代の利用者が多いため、10代向けの商品の販促に向いていることも特徴です。
ゲームアプリの販促などは、直接ダウンロードに繋げられるので効果が高いといえます。
他サービスとの親和性としては、YouTube ShortsやInstagram Reelsと親和性が高いため、TikTokで撮影した動画をアップロードしても互換性はあります。
Instagram Reels
Instagram ReelsはInstagramのショート動画サービスで、2020年8月からスタートしています。
フィルター機能が用意されており、TikTokと同様の動画が多いことが特徴です。
Instagramのユーザー層が、20~30代の女性が多いのでファッションやコスメなどのサービスの訴求におすすめです。
動画で訴求した後に、Instagramのアカウントを見てもらい商品画像から購入してもらうという導線も作れます。
同じ動画は使い方に注意して投稿しよう
同じ動画は業務効率化や認知度向上につながりますが、使い方を間違えると認知度が上がらないばかりか、会社の評判が下がってしまう可能性があります。
動画をアップロードできるサービスによって、動画の親和性が異なるためどの媒体でも使えるような動画のみ流用してアップロードしましょう。
会社のテイストに合っていないサービスを利用する必要はなく、無理してダンス動画などを撮る必要もありません。
もし、どのサービスにアップロードすればよいのか、どの動画を流用してよいのか迷った場合、動画運用支援を行っている会社に相談してみましょう。
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