TikTokのビジネスアカウントの開設方法は?開設するメリットや成功事例も紹介

齊藤 一樹

著者:

知ってもらう 見つけてもらう

TikTokのビジネスアカウントでPRしよう!アカウント開設の方法とメリットも徹底解説 の画像

「TikTokでバズってる”あの会社”みたいになりたい」

「TikTokを使って自社をPRしたい」

そう思っている方も多いのではないでしょうか?

TikTokは自社を動画を通してPRできるほか、社内の雰囲気をイメージしてもらいやすいので採用戦略にも使えます。

本記事ではアカウントの開設方法がよくわからないという人に向けて、TikTokのビジネスアカウントの開設方法と開設のメリットを紹介します。

TikTokで現在成功している会社の事例も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!

TikTokのビジネスアカウントとは

TikTokのビジネスアカウントについて公式では以下のように解説しています。

ビジネスアカウントは公開プロフィールであり、TikTokのマーケティングツールを使ってTikTokにおけるブランドやビジネスの包括的なマーケティング戦略を立てることができます。

引用:TikTok

法人に限定したサービスではないため、個人事業主であってもTikTokを使ったビジネスは可能です。

また、TikTokビジネスアカウントに向いているのは以下のような形態のビジネスモデルになります。

•  エンタメ的なやり方で消費者に関わるビジネス。TikTokのユーザーが関われるような有機的なコンテンツを作るビジネス等。

• より商業性にフォーカスしたツールを求めるビジネス。ビジネスアカウントであれば、高度なビジネスツールにアクセスできます(例:ビジネスクリエイティブガイド)。 これにより、包括的なマーケティング戦略を立てることができます。

TikTokでの主な目的がビジネス(商品またはサービス)の販売促進であるユーザーは、ビジネスアカウントをお使いください。 ビジネスアカウントについては、「TikTok For Businessのウェブサイト」を参照してください。

引用:TikTok

上記理由から、消費者層が多いといわれるTikTokでは、どちらかというとB to C領域のサービスに向いているといえます。

一方で、ビジネスアカウントを見ているビジネスユーザーも一定する存在するため、B to B領域であっても訴求は可能です。

ビジネスアカウントの開設方法

ビジネスアカウントの開設方法は以下の3ステップで完了します。

  1. TikTokに登録
  2. 設定画面でTikTokでビジネスアカウントにチェックを入れる
  3. カテゴリーを選択してビジネスを始めるをクリック

TikTokに登録さえできれば、数クリックでビジネスアカウントの開設が完了するので、以下の内容を参考にアカウント開設をしてみてください。

TikTokに登録

TikTokの登録画面の画像

まずは、TikTokアカウントを開設しましょう。

ビジネスアカウントのみの作成はできないため、まずは個人アカウントを開設します。

登録方法は、以下の8つです。

  • 電話番号またはメールアドレス
  • LINE
  • Twitter
  • Google
  • Facebook
  • カカオトーク
  • Apple(Apple ID)
  • Instagram

いずれかの登録方法で認証をして登録をしましょう。

設定画面でTikTokでビジネスアカウントにチェックを入れる

TikTokの登録画面の画像

右上のアカウントアイコンにポインタを合わせるとメニューが出てきて、なかに設定があります。

設定をクリックすると、上画像の画面が開くためビジネスアカウントにチェックを入れると次の画面が開きます。

カテゴリーを選択してビジネスを始めるをクリック

TikTokの登録画面の画像

ビジネスアカウントにチェックを入れると、上画面が開くため自社のビジネスに合致したカテゴリーを選択しましょう。

内容としては、以下のようなカテゴリーがあります。

  • 芸術・工芸
  • グルメ・ドリンク
  • ゲーム
  • メディア・エンタメ 

など

カテゴリーを選択して、ビジネスを始めるをクリックするとビジネスアカウントを開設できます。

TikTokでビジネスアカウントを開設するメリット

TikTokでビジネスアカウントを開設するメリットは、以下の4つです。

  • 投稿した動画の分析ができる
  • インサイト分析ができる
  • ビジネスに関する情報を含められる
  • 商用楽曲ライブラリーの利用ができる

ただ動画を投稿するだけの個人アカウントとは違い、動画の配信効果を測定できます。

投稿した動画の分析ができる

ビジネスアカウントで分析できるデータは以下の5つです。

  • 合計再生時間

合計再生時間は、動画が合計でどれくらいの時間再生されているのかが分かるデータです。

  • 合計視聴回数

動画の視聴回数の合計数を表すデータです。TikTokの視聴カウントは再生された時点で1回とされるため、合計再生時間や平均視聴時間と照らし合わせて流されていないかの確認もできます。

  • 平均視聴時間

動画の平均視聴時間をあらわし、動画の時間に対して平均で〇秒や〇分まで見たというデータが取れます。

  • トラフィックソースの種類

どこから動画にたどり着いたかの指標をまとめたデータです。おすすめ動画から来たのかどうかも確認できるため、アルゴリズム(検索エンジンなどで優先的に表示するコンテンツを決める評価システム)に評価されているのかの確認ができます。

  • 視聴者の所在地(国別)

投稿した動画がどのくらいの人に見られているのか、どれだけの時間再生されているのかを把握することで次の動画作成に活かせます。

インサイト分析ができる

TikTokのインサイトの画像

TikTok広告の管理画面で、インサイト分析できます。

ちなみに、インサイトとは消費者の購買行動の根拠や動機の意味があります。

インサイト分析として、TikTokでは動画の視聴回数からフォロワー数の推移、どのような動画を投稿していて再生数はどれくらいなのかを把握できます。

また、フォロワー数100人以上からフォロワーの属性も分析可能です。

フォロワーの属性とは、年齢や性別などのユーザーのプロフィールに基づく属性になります。

ビジネスに関する情報を含められる

ビジネスアカウントであれば、公式HPのURLや連絡先情報などビジネスに関する情報をプロフィールに含められます。

そのため、個人アカウントではできなかったURLの掲載ができるため、TikTok経由の問い合わせの可能性を引き上げられます。

商用楽曲ライブラリーの利用ができる

広告を配信する際に、商用楽曲ライブラリーが利用可能です。

著作権侵害を避けられる楽曲のみで構成されているため、動画を作成する際に不安を抱えずに楽曲を使えるので訴訟リスクを回避できます。

TikTokのビジネスアカウントを開設する上での注意点

TikTokのビジネスアカウントを開設する場合、注意すべき点があります。

法人アカウントであれば認知度があがりますが、その分炎上リスクが発生します。

そのため、炎上につながることは避けるべきです。

また、TikTokに限らずSNSは継続的に運用をしないと効果はないため、継続的に運用できる体制を作る必要があります。

上記内容を含めて、ビジネスアカウントを開設する上での注意点を詳しく解説します。

法人であるため炎上すると売り上げに影響する

法人であるため、炎上してしまうと個人の信用ではなく会社の信用に影響します。

炎上すると会社の信用が落ち、既存顧客が離れてしまう恐れがあります。

そのため、炎上をしないようにする必要があるのです。

炎上のきっかけは些細なことで、動画のネタが時事に反した内容であったり、アンチコメントへの返信が乱暴であるなど様々です。

そのため、認知度を上げるためといっても過激なことや無理な演出は避けましょう。

他社のネタを模倣しすぎるとアンチコメントが増える

他社のネタがバズっているからといって、ネタを模倣しすぎるのは避けましょう。

理由として、自社が認知されにくいほか、真似をしていることへのアンチコメントが増えてしまいます。

自社独自のネタが見つからない場合、他社の模倣はNGではありませんがやりすぎには注意しましょう。

継続的にできる体制を作る必要がある

継続的に運用できる体制がないと、TikTokを始めても効果を成しません。

継続ができないと、タイムラインに動画が掲載されることもなければ「おすすめ欄」に表示されることもありません。

そのため、継続的に動画を撮影できる環境と人材を確保する必要があります。

著作権に注意しなければならない

動画にキャラクターや用意されていない音声を使う場合、著作権の侵害にあたる可能性があります。

法人で著作権の侵害をした場合、炎上する可能性が高まるほか法に触れるため、会社の信用が大きく下がります。

そのため、販促のためといっても無許可で著作物を使うことは避けましょう。

社員に出演を無理強いしない

社員に出演を無理強いしてしまうと、早期退職を促してしまうほか元社員からの告発により会社の信用に影響する可能性があります。

また、新卒入社の社員にダンスを踊らせるなどの動画が見られますが、上司からの命令で踊ってように見えると印象が悪くなってしまうので見せ方に注意しましょう。

2023年流行っている法人が運営するビジネスアカウント

法人が運営するビジネスアカウントで、現在流行っているアカウントの一例を紹介します。

どのアカウントもエンタメ性が高く、サービスというより動画として面白いという共通点があります。

模倣するのは可能な限り避けたいですが、真似したくなるようなアカウントでもあるため参考にしてみてください。

大京警備保障

大京警備保障のTikTokアカウントの画像

出典:大京警備保障

大京警備保障のTikTokは大京警備保障株式会社が運営するビジネスアカウントです。

事業としては、交通誘導警備や施設警備などの警備事業ですが動画自体はコメディがメインです。

同社の社長や部長が、社内でコントのようなショートムービーを提供していることが特徴となっています。

なかでも、冷えピタを社長の目に当ててキャラクターにする動画が大人気です。

概要
会社名大京警備保障株式会社
フォロワー数約290万人
いいね数6,100万いいね

リンクロノヴァ

リンクロノヴァのTikTokアカウントの画像

出典:ながの社長

ながの社長のTikTokは株式会社リンクロノヴァが運営するビジネスアカウントです。

元々は建設業の会社ですが、動画の内容はオフィスで料理をしてみた動画となっています。

オフィスなのに炒め物、オフィスなのに揚げ物と…と同社代表のながの社長とスタッフの掛け合いで急激に人気を集めています。

今や、多くのビジネスアカウントでオフィスで料理系動画を作っていますが、同社はパイオニア的存在と言えるでしょう。

真似をする際は、火事にならないようにだけ注意してください。

概要
会社名株式会社リンクロノヴァ
フォロワー数約96万人
いいね数240万いいね

焼鳥どん

焼鳥どんのTikTokアカウントの画像

出典:焼鳥 どん

焼鳥どんのTikTokは、株式会社日垣商店が運営しているビジネスアカウントです。

同社の代表を務める兄弟が、バイト系ネタで人気を集めています。

バイトをしている学生層からすると、あるあるのネタもあるため度々話題になっています。

また、同社は飲食店ということもあり、「あの日垣さんに会える」という点から、お店のPRにつながっていることも想定できるでしょう。

概要
会社名株式会社日垣商店
フォロワー数約23万人
いいね数約1,200万いいね

TikTokのビジネスアカウントを活用して自社のPRを進めよう

TikTokのビジネスアカウントは企業にとって有力なPR材料です。

動画を通じて自社を発信できるため、採用に悩んでいるタイミングでスタッフの顔が見えるのは求職者から見てもメリットになります。

また、飲食店やパンなどの食品小売業の場合、作る工程を短い動画で見せられるので直接的な売り上げにもつながるでしょう。

ビジネスアカウントの開設方法も簡単なので、すぐに開設して成功している法人のように販促活動をTikTokで行いましょう!

TikTokに関する弊社サービス

当社では、TikTokやYouTube、Instagramで利用できるショートムービーの運用代行サービスを提供しています。

自社で始めたいけど、動画に専門性がある人材がいないので始められないという場合、当社の専門性の高いスタッフがご支援いたします。

これから動画で自社をPRしたい場合、お気軽にお問い合わせください。

当サービスの資料は以下からダウンロードできるので、参考にしてみてください。

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著者:齊藤 一樹 著者の記事を読む

マーケティングプロデューサー/ SEO対策や広告支援、サイト改善施策サービスを提供。 コンテンツマーケティングに強みを持ち、累計8,000記事の作成実績あり。 企業のWebマーケティングの内製化支援も行っている。

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