短い動画がバズる⁉企業向けショート動画のマーケティング活用を徹底解説

齊藤 一樹

著者:

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マーケティングの活用方法も解説 ショート動画を使ってPR活動の効果を最大化仕様!

「販促や採用に動画を使いたい」「マーケティングで動画を活用したい」方には数秒から1分程度のショート動画が最適です。YouTubeやTikTokなどのSNSで目にする機会も多く、消費者にとって身近なコンテンツをマーケティングで活用しない手はありません。

【本記事を読んでわかること】

  • ショート動画を作成するメリット
  • ショート動画を活用できるシーン

今が旬のショート動画を活用して、自社のマーケティングに勢いをつけていきましょう。

ショート動画はなぜ流行っている?

いろいろなSNSでショート動画向けの機能が日々アップデートされています。短い動画の需要が確実に高まっています。なぜショート動画が流行ってるのかについてユーザー目線でみていきましょう。

ショート動画が流行っている理由は、ずばり、暇つぶしに最適なコンテンツだからです。映像の長さは数秒から1分程度であるため、仕事や家事の合間で気軽に楽しめます。休みの日に時間をとってドラマや動画を見ることとは「気軽さ」が全く違います。

また、多くのSNSに持ち主の趣向を学習して興味がありそうな動画を次々に出す機能があります。おもしろい動画がどんどん流れてきて飽きることなく時間を過ごせるのも、ユーザーが夢中になる理由です。

ショート動画は縦型で作られることが多く、スマートフォンの向きを変えずそのまま見られます。些細なことですが、従来の横型の動画よりも格段に見やすくなり、ショート動画の「気軽さ」を高めました。

ショート動画がマーケティングで効果的な理由

ショート動画は、暇つぶしに最適でユーザーに見られる機会が多いことがわかりました。

この章では、ショート動画がマーケティングに効果的な理由を、コンテンツの特徴と絡めて7つ説明していきます。

1.短い時間で印象に残せる

ショート動画は、長くても1分程度のコンテンツなので、短い時間に「ネタ」が凝縮され視聴者に映像の内容を強く印象付けられます。一つのテーマをキャッチーなタイトルと、テキストにまとめる構成が一般的で、動画の趣旨が明確で記憶に残りやすいです。

短い動画は最後まで見てもらえる割合も高く「途中までしか見てもらえない」という従来の動画の悩みを解決する手段にもなっています。

2.広告と比べてユーザーとの対話ができる

広告は、企業からユーザーへ一方的に配信しがちですが、ショート動画は、ユーザーの好みがわかりやすかったり、コメントを通じてユーザーから直接声が聞けたりと、対話の要素が大きいツールです。

人気がある動画、いわゆる「バズる」動画がわかりやすく、ユーザーに好かれやすい動画をシリーズ化するなどして次々に発信できます。「この企業の動画、おもしろい!」と興味を持ってもらいやすくなり、ファン作りにも一役買ってくれる強い味方です。

3.事業紹介から採用まで幅広い分野をコンテンツとして提供できる

ショート動画は内容の自由度が高く、さまざまなテーマのコンテンツを提供できます。企業であれば、事業内容・採用・社員紹介・社長のメッセージなど、どんな動画がアップされていても視聴者に違和感を与えにくいです。

対照的なのが、SNSのフィード投稿やYouTubeの通常の動画です。

これらはアカウントのイメージやテーマと異なる内容のコンテンツは嫌われる傾向があります。

ショート動画は、アカウントの主旨と大きく離れなければ幅広い内容を投稿できるので、いろいろなコンテンツを視聴者に届けられます。

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4.長尺動画への興味を促せる

ショート動画は「つかみ」として大きな役割を果たします。流れてきたショート動画に興味を持って、アカウントのプロフィールを見たり、アカウントをフォローしたりした経験がある人も多いのではないでしょうか?

短い動画は「他の動画も見てみたい」という視聴者の気持ちを自然に引き出してくれます。発信側が意図的に「動画の続きはコチラ」と操作しなくても動画に興味を持ってもらえれば、視聴者自ら次の動画を見てくれるので「広告っぽさ」を出さずに済みます。

5.ストーリー性のある動画でインパクトを残せればファンが付く

「バズる」動画=インパクトがある動画、と思われがちですが、全ての動画がそうだとは限りません。ストーリー性があったり、感情に訴えかけるメッセージ性があったりと、切り口を工夫すればテーマ自体にインパクトがなくても、視聴者の印象に残り、ファンが付いてくれるのがショート動画の魅力の一つです。

6.企業のヒストリーを小出しにできる

会社の歴史紹介動画、と聞くと制作側も見る側もエネルギーがいりそうなイメージですが、数十秒のショート動画であれば、会社のヒストリーを小出しにした作りやすく見やすい動画になるのではないでしょうか。

作りにくそう・見られにくそうなテーマを気軽に配信できるのがショート動画の大きなメリットです。ショート動画を「つかみ」として、本編に誘導することもできるので、まずはテーマを小出しにして短い動画を作ってみるのも良い方法です。

7.社員紹介を嫌味なくできる

ショート動画を使えば、普段の会話の様子を撮影するようなフランクな雰囲気で、社員紹介ができます。

実際に、企業のSNSアカウントでは質問に答えたり、社長と会話したりするなにげない社員の姿を収めた動画が人気を集めています。

社員が登場する動画をアップすることで、会社の事業やサービスではなく、そこで働く人のファンを作ることもできます。

採用シーンはもちろん、企業のイメージアップにも効果的です。

ショート動画を企業が利用するメリット

この章では、より企業側の目線に立って動画の準備や売上アップにつながる3つのメリットを解説していきます。

動画作成工数が少ない

一つ目のメリットは動画作成工数が少ないことです。短い動画なので撮影や編集の作業に時間がかからず、他の動画に比べて日々の業務を圧迫しません。

また、スマートフォンがあれば、撮影・編集・投稿のすべての操作が可能です。パソコン用の編集ソフトや専門的なスキルが不要なため、気軽に動画が作れます。時間やコストをかけずに動画が準備できるのが大きなメリットです。

再生数が増えやすく多くの人に見てもらいやすい

短い動画は長い動画に比べて再生数が増えやすく、多くの人に見てもらいやすいコンテンツです。再生数が伸びると、ユーザーに表示される回数も増えるため、チャンネルやアカウントの登録者数が少なかったとしても多くの人に知ってもらえるチャンスが生まれます。

また、複数のSNSに投稿することで、さまざまな年代のユーザーに見てもらえるというメリットもあります。

動画経由で問い合わせが発生することもある

ショート動画経由で問い合わせが増えた事例も多くあります。たとえば、観光地や飲食店・宿泊施設などのサービスを疑似体験できるようなリアルな動画は、視聴者の「行ってみたい」「食べてみたい」という欲を高めるのに効果的です。

また、ショート動画は縦型で画面いっぱいに映像が表示されるので、横型の動画に比べてユーザーにとって臨場感がある動画ができあがります。制作が容易で新サービスをすぐにリリースできる特徴も活かしつつ、積極的に動画をアップしていきましょう。

ショート動画を運用するならこの媒体!

ショート動画の運用におすすめの媒体を紹介します。ユーザー数が多く、ショート動画に関連する機能が充実している3つのSNSを集めました。概要とメリット・デメリットを理解して、自社にぴったりの媒体を探していきましょう。

YouTube Shorts

YouTube Shortsのロゴ画像

ユーザー数6500万人で、10代〜60代と幅広い層が利用している最大級の動画プラットフォームです。娯楽として動画を見る以外にも、情報収集や勉強のために利用している人も多く、目的が多様化しています。

昨今はYouTube Shortsとしてショート動画機能が強化されており、スクロールするだけで次々に動画が見られるなど通常のYouTubeとは異なる機能も搭載されています。投稿できる動画は60秒以内です。

メリットとデメリットについては、以下の通りです。

メリットデメリット
・YouTubeの利用者数が多く、多数のユーザーに動画を見てもらえる
・通常のYouTubeではターゲットにならない層にもリーチできる
・15秒までであればYouTubeの音源を利用できる
・参入が少なく今からでも始めやすい
・概要欄がなく動画の説明やサイトの紹介ができない=他サイトにつなげにくく商品購入や問い合わせ獲得には不向き
・収益につながりにくい
・情報が少なくノウハウが確立されていない
・通常のYouTubeのように広告を掲載できない

TikTok

TikTokのロゴ画像

ショート動画の流行のきっかけを作った媒体がTikTokです。国内のユーザーは950万人、メインの年代は16歳から24歳で、マーケティングや採用にも活用されています。TikTokの最大の特徴は、ユーザーは基本的におすすめとして紹介された動画を視聴することです。そのため、アカウントのフォロワー数を増やすことよりも、動画の再生数を増やす=バズらせることがポイントになります。たくさん動画を投稿して、ユーザーの反応を検証しながら運営するのが重要です。

メリットとデメリットについては、以下の通りです。

メリットデメリット
・若い層にアプローチできる
・参入したばかりの企業でもハンディが少ない
・フォロワー数が少なくても動画が「バズる」ことで注目を集められる
・アカウントの世界観が重視されないのでさまざまな切り口の投稿の検証ができる
・ハッシュタグを活用して効果的な配信ができる
・若年層がターゲットになるため活用できる業種が限られる
・Tiktok単体では売上に直結しにくいトレンドの移り変わりが早くノウハウが蓄積されにくい
・次々に新しい動画が出てきてストック性が低い(良いコンテンツであっても残りにくい)

Instagram

Instagramのロゴ画像

かつては写真投稿のイメージが強かったInstagramですが、近年はストーリーズやリール動画などの動画関連の機能が拡充し、動画のプラットフォームとしての位置づけが高まっています。国内のユーザーは3300万人、メインユーザーは20代から40代の女性です。近年は10代から20代も増加している傾向があります。

「インスタ映え」は現在はあまり重視されておらず、情報の有益性が評価されます。ユーザーにとって役に立つ情報をわかりやすく配信する姿勢が大切です。

メリットとデメリットについては、以下の通りです。

メリットデメリット
・フォロワー数が少なくてもハッシュタグを活用して閲覧数を伸ばせる
・ショッピング機能がありECサイトと連携させられる
・アカウントのイメージが重視されており、ブランドイメージを固めやすい
・投稿内容によって投稿・ストーリー・リールが使い分けできる
・シニア層へアプローチしにくい
・女性に比べ男性ユーザーが少なく活用できる業種が限られる
・他の媒体より動画に高いクオリティが求められる
・情報の有益性が重視されるためサービスのPRだけでは評価されない
・参入してから結果が出るまでに時間がかかる

ショート動画を活用したいシーン

ショート動画はどのようなビジネスシーンで活用できるのかを説明します。通常の動画と異なる点やショート動画を使うことによって効率がよくなる場面をピックアップしていくので、ぜひ参考にしてみてください。

長尺動画でのマーケティングが上手くいかない企業

これまでも動画を使ったマーケティングを進めているにもかかわらず、「思ったような効果が出ていない!」という場合は、ショート動画に切り替えてみましょう。

動画の制作に時間がかかりユーザーとのコミュニケーションが減っていたり、動画をアップする頻度が落ちていたり、このような悩みはショート動画の活用で解決できる可能性があります。

採用動画でインパクトを残したい企業

採用活動は進めているが動画を活用できていない、という企業にもショート動画が有効です。社員同士の日常的な会話を動画にすることで、自然と一緒に働く社員の様子や、事業内容などの理解が深まります。投稿の頻度を高めれば、ユーザーとの心理的な距離も縮まりエントリーを促しやすくなります。

社長を広告塔にしたい企業

社長の人柄やカリスマ性が魅力的な企業は、ショート動画で社長のキャラクターをアピールしてみましょう。ユーザーの悩みに答えたり、話題性のあるトピックについて話したり、社長の得意分野あるいは魅力が伝わる切り口で動画を作ってみると良いです。実際に社長がメインの動画でファンを集めている企業が多数あるので、参考にしてみるとイメージがわきやすくなります。

ショート動画の活用で自社の認知拡大を目指そう!

この記事ではショート動画が流行っている理由や、ショート動画をマーケティングに活用するメリットを紹介しました。ショート動画は10代から60代の多くの人が、仕事や家事の合間になにげなく見ているコンテンツで、あらゆるSNSがショート動画を見やすくするための機能を拡充しています。今からでも始めやすい媒体もあるので、まさに参入のタイミングです。ショート動画で会社を「バズらせる」きっかけを作っていきましょう!

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マーケティングプロデューサー/ SEO対策や広告支援、サイト改善施策サービスを提供。 コンテンツマーケティングに強みを持ち、累計8,000記事の作成実績あり。 企業のWebマーケティングの内製化支援も行っている。

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