無人店舗経営でおすすめの業種とは?注意点や活用すべきマーケティング手法を解説

齊藤 一樹

著者:

知ってもらう

無人店舗経営はこの業種を選ぶべき!おすすめの業種と 経営する際の注意点

無人店舗は近年、シェアを伸ばし市場規模は2兆円とも言われている一大マーケットに成長しています。

参入する場合、出店エリアも大切ですが何をやるかに関わる「業種選び」が非常に重要です。

本記事では、無人店舗を経営する上での業種選びや経営における注意点を解説します。

無人店舗ならではの懸念点として、万が一の際の対応としてオンライン接客ツールの紹介最後にしているのでぜひご覧ください。

無人店舗経営とは

無人の販売店とは、無人で商品やサービスを提供する店舗を指し、接客を行わないことが特徴です。

例として、無人の脱毛サロンがあり、会員登録をしてQRコードを店頭でかざし入店します。

窃盗などのリスクもあるものの、無人店は監視カメラや重量センサー(物を誰が取ったのかを計る機器)ーの設置や会員のみが利用できるようにしているため、基本的に懸念点は少ないです。

新型コロナの影響で、人と接触しての買い物に対する不安が高まる中、無人店の需要は増加傾向にあります。

食品のみならず、化粧品や不動産情報提供などの店舗も増えており、正しい管理方法を確立すれば今後多くの業界が参入してくるでしょう。

急速に拡大している店舗数は、全体の市場規模へも寄与していて、無人店舗関連の市場は約2兆円とも推計されています。

無人店舗経営に向いている業種

無人店舗経営に向いている業種として、以下が挙げられます。

  • 食品
  • バーチャルゴルフ
  • ジム
  • スーパー

それぞれの特徴や注意点も含めて解説します。

食品

NIKUSPOTの画像

引用:NIKUSPOT

食品は無人店舗を運営する中で、多くの企業が取り入れています。

店内に、大型の冷凍庫を設置して長期保存が効く食品を提供していることが特徴です。

有名どころとして、餃子やスイーツ、味付け済みの生肉などが挙げられます。

課題として、冷凍庫の開けっ放しなどにより食品が腐ってしまうなどが上げられますが、仕組みを整えることにより対策できます。

冷凍にすることにより、在庫も日持ちするため廃棄の可能性も下げられることがメリットといえるでしょう。

利益率も高いほか、店舗数は増えていますが参入の余地がある業界ではあるため、自社独自の商品を開発することで全国展開することも可能です。

バーチャルゴルフ

バーチャルゴルフの画像

引用:DOOR TO GOLF

バーチャルゴルフの無人店舗は、全国でも増加傾向にあり24時間営業していることで、ふらっと練習したい顧客のニーズに応えています。

特徴として、完全予約制にして時間の間はブースに一人だけ入れるようになっており、予約時間が完了したら退店するというシンプルなシステムです。

シミュレーターの使い方はマニュアル化されているほか、入店には予め発行されたQRコードが必要であるためセキュリティは万全です。

シミュレーターの導入費用は高いですが、月の会費が平均的に高額であることから、安定的に利益を生み出せます。

経営計画が問題なければ融資を受けられるほか、金融期間によっては利率も低いので計画的に経営をしていくことで投資額の回収も早められます。

ジム

LifeFitの画像

引用:LifeFit

ジムは、筋トレ人気が継続的にある中でホットな商材として挙げられます。

また、無人店舗であるため価格が他のジムと比較して安く提供できることから人気も出やすいです。

トレーナーがいないことを補うために、企業によってはミラー型のAIトレーナーを開発しているところもあります。

会員登録をして利用時間帯を決めることで、コンスタントにユーザーに使用してもらえるのでビジネス形態としては申し分ありません。

一方で、ジムに設置されている機器は高額であるため、初期費用が多くかかることが注意点として挙げられます。

スーパー

デリシアの画像

引用:デリシア

無人店舗スーパーは、本来多くのスタッフを必要とするスーパーを無人で運営するため、大幅にコストを削減できることがメリットとして挙げられます。

規模としては小型店舗が適しており、決済方法としてはキャッシュレス決済を導入しレジ盗難などの対策が必要になります。

接触をしないで購入できるため、新型コロナウイルスの影響により人との接触に気を付ける顧客のニーズに応えられることもメリットといえるでしょう。

一方で、流通やお惣菜などの工場なども必要であるため、参入には時間とお金がかかります。

地域の特徴をつかむことにより、人気店になれる要素は多くあるため挑戦してみてはいかがでしょうか。

無人店舗を経営するメリット

無人店舗を経営するメリットとして、以下の3つが挙げられます。

  • 人件費を抑えて利益を最大化できる
  • 24時間営業できるため機会損失を失くせる
  • 事前予約制にすることで顧客データを集められる

コストを抑えられるほか、24時間営業できるなど、無人店舗だからこそのメリットを紹介するので、参入を考えている方は参考にしてみてください。

人件費を抑えて利益を最大化できる

無人店舗はスタッフが不在のため、基本的に人的コストを気にする必要がありません。この特性により、経費の削減と利益の増加が実現可能です。

特に、以下の人的コストの節約が挙げられます。

  • 正社員の給料と社会保険料
  • アルバイトスタッフの時給

社会保険料は、スタッフの負担分だけではなく法人折半分も存在します。スタッフの数が増えれば増えるほど、その負担は増加するため無人店舗にすることによりコスト削減に繋がるでしょう。

また、無人店舗は商品を展示し、自動的に支払いを受け取ることでスムーズに購入が完了します。この自動化された購入プロセスは、店舗の大きなメリットとなっています。

24時間営業できるため機会損失を失くせる

無人店舗は、人的リソースを最小限にした店舗運営の形態であるため、24時間営業がしやすいビジネスモデルです。

そのため、以下のような特徴やメリットがあるので解説します。

24時間営業の利点

  • 人手が不要なので、連続的な24時間運営が可能
  • 競合他店が閉店中でも取引が継続し、新しい顧客層を取り込むチャンスが増加

無人店舗の事例

  • デザート販売スポット:通常の店舗が閉店後も、特定のデザートニーズを満たすことが可能
  • 通常のコンビニでは手に入らない特別なアイテムを提供することで、顧客の購買意欲を高める

コスト面の特徴

  • 経費は水道、電気、家賃などの固定費が主体
  • 特殊な冷蔵設備や高性能機器の導入は、電気料金の上昇リスクを伴うため、事前計画と検討が必須

総じて、無人店舗は従来の定められた営業時間内だけの運営とは異なり、特性を活かすことでより幅広いサービスの提供が可能となります。

事前予約制にすることで顧客データを集められる

無人店舗における会員登録とバーコードスキャンを活用した商品購入のメリットについては以下の通りです。

仕組み

  • 会員登録が必須で、バーコードスキャンによる商品購入が可能

利点と特徴

  • セキュリティの信頼性が高い
  • 顧客データの収集により、訪問者の属性(年齢や性別)に基づいて商品配置を最適化

会員登録制度の影響

  • 入店頻度はやや減少する可能性があるものの、購入確率を高める効果がある
  • 経営の効率化に寄与する

適用例

  • 20代の女性が昼間に多く来店、30代の男性が深夜に訪問するといったデータを基に、商品の配置を時間帯別に最適化し売上向上を期待できる

このようなケースが考えられるため、無人店舗の運営は顧客のニーズをより具体的に把握し、効率的な商品展開やサービス提供が可能となることがメリットです。

無人店舗を経営する前に気を付けたいこと

無人店舗を経営を決める前に、以下の点に注意しましょう。

  • フランチャイズ加盟する際の条件に注意する
  • 出店エリアをリサーチしリスクを最小限にする
  • 初期費用をどれくらいで回収するのかまでの計画を現実的な数字で計算する

特にフランチャイズに加盟する場合、資料の数字が現実的かを見ないと利益が出ずに生活にまで影響が出る可能性があります。

フランチャイズ加盟する際の条件に注意する

フランチャイズに加盟する場合、フランチャイズ本部と打ち合わせをして条件を決め、加入します。

加入する際は、加盟金と毎月のロイヤリティを支払う必要があるのですが、加盟したビジネスモデルが利益を本当に上げられるのかが重要です。

多くのフランチャイズ本部は、モデルケースをベースに何カ月や何年で黒字化するのかを資料として提示しています。

モデルケースが実例に乗っ取った数字であれば問題は少ないですが、希望的観測の数字であると不安要素があります。

加盟する場合、商品やサービスが魅力的であっても事例に乗っ取った数字を元に加入しましょう。

出店エリアをリサーチしリスクを最小限にする

無人店舗を経営する場合、出店場所を誤ると人が誰も来ないことになり、固定費ばかりがかさんでしまいます。

そのため、出店予定地のエリア情報や客層をみて、どのような商材が合うのかまで検討しましょう。

例えば、シニア層が多いのに入店システムが複雑なほか、オンライン接客などの何かあった際の窓口を設けていないと来店数が伸びません。

地域性を理解した上で、出店を決めましょう。

初期費用をどれくらいで回収するのかまでの計画を現実的な数字で計算する

無人店舗を出店する場合、無人でもお店が回るように設備を整えることが必要です。

そのため、人件費を削減できる分、システムなどにかかる初期費用が多くなります。

他社事例や原価などをもとに、どれくらいの期間で費用を回収できるのかを計算しておく必要があります。

中期経営計画だけではなく、短期経営計画書を作り具体的な初期費用の回収から、黒字転換までのロードマップを引きましょう。

無人店舗経営で活用できるデジタルマーケティング手法

無人店舗を経営する上で、以下のデジタルマーケティング手法が活用できます。

  • MEO
  • インターネット広告
  • SEO対策
  • SNS運用

無人店舗運営をする上で、メリットを最大化できるようにマーケティング手法を駆使し売り上げ拡大に活かしてください。

MEO

株式会社ポストメディアをGoogleMapで検索した時のキャプチャ

※当社をGoogleMapで検索した時のキャプチャ

MEOに関する基本情報とそのメリット、施策のポイントについては以下のようにまとめられます。

MEOの定義

  • 「Map Engine Optimization」の略
  • Googleマップなどの地図アプリで、自社サービスの情報を上位表示するための手法

対象とメリット

  • 主に商圏が限られた小売店やエステサロンなどに推奨
  • 上位表示により、来店の可能性が増加

具体的な効果の例

  • MEOが適切に対策された無人の脱毛サロンは、”近くの脱毛サロン”という検索で上位に表示される
  • 上位に表示された店舗は来店の可能性が上がるため、売上向上に起因する

MEOの成功のための施策

  • 口コミの量を増やし、評判を向上させる
  • 無人店舗のように口コミが得にくい場合、定期的なキャンペーンを行う等、顧客が快適にサービスを利用できる環境作りが鍵

地図上での情報表示が重要な無人店舗ビジネスにとって、MEOは集客や認知の向上に有効な手段として考えられます。

MITE-KURUlご紹介

MITE-KURUの資料の画像

位置情報広告の「MITE-KURU」はスマートフォンの位置情報データより、ターゲットをセグメントと抽出をしてターゲットに向けてピンポイントで広告配信が可能なサービスです。

位置情報広告はジオターゲティングとも呼ばれますが、従来は効果測定が難しいケースがありました。

一方、MITE-KURUの場合は広告経由で来店につながったかどうかも可視化できるため、広告の成果が正しくでているのかも一目でわかります。

インターネット広告

インターネット広告は、各媒体で広告分やバナー画像(各ページで表示される画像型の広告)を設定し広告を配信します。

簡単に設定し、初心者でも始めやすいインターネット広告の例として、以下を紹介します。

  • リスティング広告
  • SNS広告
  • 動画広告

広告は、入札方式があり一般的に広告費をかけるほど、成果が出るという仕組みです。

一方で、商圏が地方になれば入札の上限金額が下がる傾向にあるので、広告費を多く支払わなくても効果が出る可能性があります。

リスティング広告

リスティング広告とは、検索エンジンでの検索時にユーザーに表示される特定の広告形式を指します。これらの広告は、検索結果のページ上で主に上部や下部に配置され、ユーザーの検索キーワードに関連したテキストを含むことが特徴です。

主な特徴とポイント

  • 検索エンジン:広告が掲載される主な検索エンジンには、Google、Yahoo!、Bingなどが存在する

広告媒体

  • GoogleやYahoo!には、提携検索サービスがあり、これらのサービスにも広告が同時配信されることが特徴

入札方式

  • 広告の掲載順位は、クリック単価に基づく入札により決まる。
  • 1日の予算やクリック単価が高いほど、検索結果の1ページ目の上位表示が期待できる。
  • 上位表示は広告の視認性を高め、クリック数や来店数の増加を期待できる。

品質の重要性

  • 広告の効果は費用だけでなく、広告の質にも左右される
  • 広告文への設定キーワード含有率が品質に影響される
  • 遷移先ページに広告キーワードが含まれているかも影響する

高い費用をかけるだけでは十分な成果を得ることができないため、広告の内容や構成を最適化することが重要です。

このように、リスティング広告は検索エンジン上での露出を高めるための効果的な手段ですが、効果的な運用には適切な戦略と広告品質の向上が求められます。

地域を絞った配信もできるため、無人店舗があるエリア向けに広告文を作ることも効果的であるので試してみてください。

SNS広告

SNS広告は、各種SNSプラットフォーム上で展開される、ユーザーの興味や関心などに対して配信できる広告です。

配信できる代表的な媒体については、以下の3つが挙げられます。

  • Facebook
  • Instagram
  • X(旧Twitter)

共通として、ユーザーが持つ興味や関心をターゲットとして配信できるため、広告とのミスマッチを抑制できることがメリットです。

例として、無人店舗のバーチャルゴルフの店舗を探している人がいたとして、各SNSでゴルフの動画を見ている際に広告が流れます。

エリア指定の配信もできることから、近くにあると感じ、問い合わせの可能性が上がります。

動画広告

動画広告の特徴としては、以下が挙げられます。

  • 関連サービスを見ているユーザーに広告を配信できる
  • 店内の様子を端的に動画で見せられる
  • スキップされてしまう可能性がある
  • 同様の興味・関心のユーザーに何度も表示されるため広告想起を見込める

動画広告は、YouTubeや各種SNSに配信できる広告形態であり、動きがあるため覚えてもらいやすいです。

一方で、スキップ機能があるため広告素材が魅力的ではない場合、スキップされてしまう可能性があるため最初の数秒の作り込みが重要となります。

SEO対策

検索順位クリック率(CTR)
113.94%
27.52%
34.68%
43.91%
52.98%
62.42%
72.06%
81.78%
91.46%
101.32%

引用:2021 CTR Research Study(seoClarity)

EO対策は「Search Engine Optimization」の略称であり、日本語で検索エンジン最適化と訳されます。

検索エンジンで上位に表示されることで、以下のようなメリットがあるため、無人店舗の来客数にも起因するため抑えておきましょう。

  • 上位に表示されることでページをクリックしてもらえる可能性があがる
  • 情報収集している人にタイトルを覚えてもらいやすくなる
  • 他店舗が気になっている人に対して訴求できる

同業他社でも、同一キーワードでSEO対策をしているケースがあるため、上位表示をすることでシェアを一部取れる可能性があります。

SNS運用

無人店舗において、SNSの活用は集客戦略の中心的な役割を持ちます。

X(旧Twitter)、Instagram、TikTokなどのプラットフォームを効果的に使用することで、店舗の魅力や特色を訴求し、地域の住民を中心に認知度を高められます。

無人店舗の特性上、顧客と直接の対話は難しいですが、SNSアカウントを開設することで、ユーザーからの評価や意見を収集し参考にすることが可能です。

さらに、SNSを通じて店舗のメンテナンス情報や更新情報を即座に共有することができるので、情報の迅速な伝達が可能であるため、顧客サービスの向上にも繋がります。

無人店舗運営は業種選びが大切!運営における注意点を抑えて成功を掴もう

無人店舗を運営する場合、出店エリアにもよりますが業種選びが非常に重要です。

業種選びができて、独自性の高い商品やサービスを開発できれば、一気に拡大もできます。

一方で、無人店舗ならではの懸念点として、万が一の際の対応が遅れてしまうことが挙げられます。

そのほかのデメリットもありますが、無人であるがゆえに課題はオンライン接客の導入などで対処しましょう。

Hana-Sellご紹介

Hana-Sellの画像

Hana-Sellはポストメディアが開発するオンライン接客ツールです。

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著者:齊藤 一樹 著者の記事を読む

マーケティングプロデューサー/ SEO対策や広告支援、サイト改善施策サービスを提供。 コンテンツマーケティングに強みを持ち、累計8,000記事の作成実績あり。 企業のWebマーケティングの内製化支援も行っている。

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