TikTok広告の種類と特徴について|バズる狙い目の時間帯
TikTokは、国内ユーザー900万人以上の人気がある動画共有プラットフォームです。動画の作成・共有ができるほか、広告を投稿することも可能です。
世界中の多くのユーザーが利用していることから、新たなマーケティング手法として注目されています。今回の記事では、TikTok広告の種類や特徴、バズる時間帯などについて解説します。
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目次
TikTokとは
2016年にサービスが開始されたTikTok(ティックトック)は、中国北京に本社をおく有限公司、Bytedance社が開発運営するショートムービープラットフォームです。
TikTokには、アカウントがあれば誰でも15秒~3分の動画を投稿でき、スローモーションや逆再生などの編集機能や、個人で用意しなくても使える豊富なBGMなど使いやすさも相まって人気のアプリとなりました。
TikTokはそれまで主流だったフォローした投稿しか観れないタイムライン型のSNSとは異なり、AIを使った独自のアルゴリズムによりフォローしていなくても「おすすめ」として表示されることからバズりやすい仕組みを搭載しています。
TikTokの流行と共に、TikTokでバズった商品が品薄状態になるなどマーケティングにおいても重要なメディアとしての立ち位置を確立しています。
バズる狙い目の時間帯
「バズる」とは、インターネットやSNSで急激に話題が広がって注目が集まることを指します。TikTokには、バズりやすい時間帯が存在しています。
ここからは、アクティブユーザーが多く、バズりやすい時間帯について紹介します。
6時から10時の時間帯
朝の6時から10時までの時間帯は、投稿した動画がバズりやすいとされています。午前中は、通学時や通勤時などの移動中にスマートフォンを見る人が多く、アクティブユーザーが増えるためです。
また、通学してから授業が始まるまでの間や、休憩時間にもアクティブユーザーが増える傾向にあります。通学や通勤は平日ですが、休日においても朝の時間帯はベッドの中や朝食時にスマートフォンを見ることがあるため、バズりやすいといえます。
なお、6時から10時の時間帯は通勤電車など移動中で他の目線もあるので、比較的教養系のコンテンツが受け入れられやすいとされています。
12時から13時の時間帯
学生や社会人のお昼休みにあたる平日の12時から13時の時間帯は、昼食をとりながら視聴する人が多いため狙い目です。
ランチタイムなどで自分の趣味や話題に上がりやすい美容系コンテンツが受け入れられやすいとされています。
15時から18時の時間帯
中学生や高校生をターゲットに動画をバズらせるには、夕方の15時から18時がおすすめです。夕方の時間帯は、学生の帰宅時間・放課後の時間にあたります。
通学で電車を利用している人は、電車内でスマートフォンを見ることが多く、アクティブユーザー数が増える傾向があります。また、放課後に友人と動画を視聴して楽しむ人も多く、あるある動画やBGMに合わせたダンス動画などがバズりやすいといえます。
18時から20時の時間帯
18時から20時の時間帯は、社会人の帰宅時間と重なるため、社会人をターゲットにした動画をバズらせたいときにおすすめです。
通勤や帰宅で電車やタクシーを利用している人は、帰宅中にスマートフォンを見ることが多く、アクティブユーザー数が増える傾向にあります。
ただし、夕方の18時から夜20時の時間帯は人気クリエイターが投稿する時間帯でもあるため、ライバルが多く、観覧数が伸び悩む可能性があります。
22時から夜中
22時から夜中にかけて、寝る前までの時間帯に動画を投稿することもおすすめです。就寝前は、多くの人がゆっくりとくつろいだ時間を過ごしており、趣味や動画鑑賞をすることも多いため、幅広い年代のアクティブユーザーが存在する時間帯でもあります。
また、夕方の18時から夜20時の時間帯に比べると動画を投稿するクリエイターが少なく、とくに休日の前夜は起きている人が多く、動画を視聴してもらいやすくなります。
22時から夜中にかけては家で1人で見ることが多いため自分の趣味などに関する動画が受け入れられやすいとされています。
バズりやすい曜日
時間帯だけでなく、アクティブユーザーが増加してバズりやすい曜日があります。
土曜日や日曜日、祝日は、学校・会社が休みであることが多く、平日よりもスマートフォンを見る人が増えます。また、休日前の金曜日と土曜日は、夜遅くまでスマートフォンでSNSを楽しむ人がいることから、コメントや「いいね」がされやすいと考えられます。
一方で、週の始まりとなる月曜日、週の半ばとなる水曜日は、コメントや「いいね」がされにくい傾向があります。
バズりやすいコンテンツ
TikTokで動画をバズらせるためには、動画コンテンツの内容が最重要項目です。
TikTok広告は、テレビCMやYoutube広告とは異なり、必ず視聴される秒数が担保されていません。動画内で商品やサービスの訴求は大切ですが、TikTok広告においてはユーザーがつい観たくなる動画であることが大切です。
かわいい・かっこいい系コンテンツ
かわいい人やかっこいい人が映っている動画は、どの層のユーザーからも人気が高いため、バズりやすいコンテンツです。
単に人気のあるモデルやインフルエンサーを使うだけではなく、メイク動画や恋愛テクニックなどユーザーがその人に憧れて真似したくなる要素であることが大切です。
癒し系コンテンツ
赤ちゃんや動物のちょっと面白い行動を撮影したコンテンツも人気があります。癒し系動画にはジャンル自体の固定ファンが多いため、一定層のユーザーの反応を獲得できます。
癒し系コンテンツを撮影する際は、赤ちゃんや動物を映すだけではなく、動画の最後にオチを作ることが重要です。このあとに何が起こるかユーザーを期待させる構成にすることで最後まで視聴してもらえる可能性が上がります。
ネタ・おもしろ系コンテンツ
純粋に笑える動画は話題になりやすく、他の人にも共有されやすいため、ヒットすれば一気にバズりやすいコンテンツです。センスが求められるジャンルではありますが、一度認知を獲得すれば固定ファンを獲得しやすい傾向にあります。
ただし、あくまでも企業の広告としてアップするため、コンプライアンスや倫理的に好ましくないネタは避けましょう。面白さを求めるあまり一部の視聴者が不快になるネタにしてしまうと、企業イメージ低下にもつながりかねません。
ランキング系コンテンツ
おすすめ〇選などランキング系コンテンツは、幅広いユーザーが興味を持ちやすく、1位が何か気になって最後まで視聴してもらえる可能性が高いコンテンツです。また、あらゆる分野に対応できるため、ネタが豊富にある点がメリットです。
ただし、あくまでも企業の広告としてアップするため、主観にもとづくランキングではなく客観的なデータに裏付けされたランキングを作成しましょう。
TikTok広告の種類
TikTok広告には、大きく5つの種類があります。ここでは、5つの広告の特徴について紹介します。
①スプラッシュスクリーン広告
スプラッシュスクリーン広告は、TikTokアプリを起動した際に、スマートフォンの全画面に表示される広告です。「起動画面広告」や「TopView」とも呼ばれます。
アプリの起動時に全ユーザーに対して表示されるため、TikTok広告の中でリーチ数を増やしやすく、拡散力も高いといえます。
「起動画面広告」では、画像であれば3秒間、GIF形式の画像・アニメーションであれば3秒~5秒間広告を表示でき、広告上にリンクを設置することも可能です。「TopView」では、最大60秒の動画広告を表示できます。
ただし、スプラッシュスクリーン広告は1日に表示される広告の枠数が決められており、枠の確保が困難なことや、費用が500万円からと高額なことがデメリットといえます。
②インフィード広告
インフィード広告は、通常の投稿と投稿の間に表示される「おすすめ投稿」に配信される広告です。通常の投稿と同様に全画面動画形式で、ターゲティングが可能であるため、ニーズに合ったユーザーの「おすすめ投稿」に表示させることができます。
また、通常の投稿動画に混じって配信するため、広告色を薄くして、次のアクションへと自然に促すことが可能です。
広告上にはリンクを設置して、内部ページや外部ページに誘導ができるほか、「コメント」や「いいね」などをつけられることも特徴です。
③ハッシュタグチャレンジ広告
ハッシュタグチャレンジ広告は、ユーザー参加型のキャンペーン広告です。
企業側は、ひとつの#(ハッシュタグ)を「お題」として設定します。ユーザーは、企業の設定したハッシュタグを付けて動画を投稿し、キャンペーンに参加するシステムです。キャンペーンに参加したユーザーのみならず、設定したハッシュタグを検索したユーザーに対してもアプローチできます。
また、ユーザーがハッシュタグをつけて動画を投稿するため、広告色は薄く、「コメント」や「いいね」がつきやすいことが特徴です。自社商品・サービスやブランドの認知拡大や、エンゲージメント向上などが期待できます。
ただし、広告費は1,000万円~と非常に高額になる点はデメリットといえます。
④ブランドエフェクト広告
ブランドエフェクト広告は、企業が作成したエフェクトをユーザーの動画に反映できる広告です。
例えば、目や口、肌などに化粧品を使用した後のイメージのエフェクトをかけて再現したり、歯に新商品のホワイトニングを再現したりして、ユーザーが使用感を疑似体験できます。主に、コスメ関連の新商品のプロモーションに活用されています。
なお、エフェクトには2Dや3D、ARなどの種類があり、使用する機能によって広告費用が異なります。
⑤ブランドオークション広告(運用型広告)
ブランドオークション広告は、広告の運用中にターゲットや予算などの設定内容を変更できる運用型の広告です。
管理画面から成果を確認して、その結果をもとに柔軟に設定を変えられるため、改善を繰り返して広告効果を高めることができます。
また、広告費は固定額ではなく入札形式となっており、入札額が高くなるほど、優位な順位で広告を配信することが可能です。
ブランドオークション広告の課金方式は、以下の2つのパターンがあります。
▼CPV(Cost Per View)
広告視聴1回あたりのコストを意味します。広告動画の再生時間が2秒、もしくは6秒で料金が発生します。
▼CPM(Cost Per Mille)
広告表示1,000回あたりのコストを意味します。広告が表示された回数が1,000回に到達するたびに料金が発生します。
まとめ
TikTokは、10代から20代の若者を中心に人気のある動画プラットフォームです。クリエイティブな動画を用いてアプローチを行える点が大きな強みです。主に若者をターゲットとしたプロモーションやブランディングなどに活用されています。
広告配信でバズらせるためには、ユーザーの多くが利用する通学・通勤、就寝前の時間帯を狙うことがポイントです。また、広告には主に5つの種類があり、表示させる場所や動画の尺、課金方式、費用などに違いがあります。
TikTok広告を配信する際は、目的やターゲットを明確にしたうえで、費用対効果を踏まえた広告を選定するようにしましょう。
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