YouTube Shortsのアルゴリズムはどうなっている?チャンネル全体で再生回数を伸ばすコツとは
YouTube Shortsが爆発的に伸びていますが、アルゴリズムを理解したうえで動画制作をされていますでしょうか?
アルゴリズムはYouTube Shortsで、動画を見てもらう上で重要な要素となります。
YouTube戦略を行っている企業や個人で動画配信している方は、是非参考にしてみてください。
また、YouTube Shortsだけではなく、YouTubeのチャンネル全体でショート動画を増やすメリットとデメリットも解説しています。
ショート動画をメインで上げていて、なかなか上手くいかないという方にもおすすめの内容となっています。
目次
YouTube Shorts(ショート)のアルゴリズムとは
YouTube Shortsのアルゴリズムとは、おすすめの欄に掲載されるときにどの動画を表示するのかを選定するシステムです。
アルゴリズムの意味は様々ですが、一般的には「コンピューターを使ってプログラムの問題を解決する手順」とされています。
同じようにアルゴリズムを使った言葉の代表例として、Google検索システムのアルゴリズムが挙げられます。
検索結果にどのページを上位に掲載するのか、どのようなページを検索結果に表示しないのかを取捨選択しているシステムです。
アルゴリズムが機能することにより、ユーザーが求める情報に近しいものを表示する機能があり、YouTube Shortsのアルゴリズムも同様のことが言えます。
アルゴリズムに沿った動画戦略を行うことにより、多くのユーザーの目に自社の動画が表示されるようになります。
参考:Youtubeショートアルゴリズムの動画解説を簡潔にまとめて紹介!
YouTube Shorts(ショート)のアルゴリズムの構成要素
YouTube Shortsの構成要素は、以下の5つといわれています。
- コメント数
- 評価数
- 完全視聴率
- 平均視聴維持率
- クリック数
これらの要素を満たしている動画が多くのユーザーの目に表示されるため、上記を踏まえた動画制作をすることが視聴回数を増やすコツとなります。
コメント数
コメント数とは、動画にコメントが付いた数を表し、多ければ多いほどアルゴリズム的に効果が高いといわれています。
コメント数を増やす方法として、動画の最後を質問形式にすることや感想を言いたくなるようなコメディ調、意見がでやすい考察動画などが該当します。
一方で、コメントが増えると一部で批判的な内容も考えられるため、対策も踏まえながら動画を制作しましょう。
評価数
評価数とは高評価及び低評価の数を指し、高評価が多い動画ほど表示されやすいとされています。
評価の合計数がアルゴリズムに影響しているとはいえ、低評価が多いと表示されにくくなる可能性があります。
また、ユーザーの画面には良い評価の数しか表示されず、高評価が多いと最後まで見てもらえる可能性が高いため、評価を上げられるようにしましょう。
高評価を得られる動画の特徴として、誇大情報がなくユーザーにとって有益な情報で動画の内容が満たされている必要があります。
意外性がありユーザーに知られていないような情報を提供することにより、多くの高評価を得られる可能性があります。
完全視聴率
完全視聴率は文字通り、最後まで動画が見られた割合を指します。
およそ1分間の動画を、どれだけの人数に最後まで見られたのかがアルゴリズムで良い評価を得られるのかに関わります。
ショート動画は縦スワイプで簡単に次の動画を見られる手軽さから、どんどん動画が飛ばされてしまう傾向にあります。
完全視聴率を上げるために重要なポイントとして、最初の1~5秒の質へのこだわりが挙げられます。
どれだけ、動画の中盤から後半が有益性が高く興味深い内容であったとしても、最初がつまらないと飛ばされてしまいます。
完全視聴率を上げられるように、最初の数秒を意識して動画を制作しましょう。
平均視聴維持率
平均視聴維持率は、視聴者がどれだけ動画を見続けてくれているのかの指標です。
完全視聴率と類似していますが、完全視聴率は最後まで動画をみている人の割合で、平均視聴維持率は平均で何秒まで動画を視聴しているかの割合を指します。
平均視聴維持率を高めるためには、完全視聴率で紹介した冒頭のこだわりのほかに中盤、終盤でキモとなるコンテンツを含める必要があります。
起承転結を意識して作ることによって、平均視聴維持率を高められます。
クリック数
YouTube Shortsにおけるクリック数は、検索画面及びプロフィール画面から動画のサムネイルをクリックしてもらった数を指します。
クリック数を上げるポイントとしては、タイトルと冒頭の画面でどれだけ興味を引けるかが重要になります。
動画再生に誘引できれば、長尺動画への遷移もしてもらえる可能性もあがるため、意識して作成しましょう。
チャンネルにYouTube Shorts(ショート)が増えるメリット
アルゴリズムについて解説しましたが、アルゴリズムはYouTube Shortsだけに該当するわけではなく、YouTube全体に関わる内容です。
その上で、YouTube Shortsの動画を増やすことはチャンネル(YouTubeのアカウントの名称)にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。
長尺動画が多いなか、YouTube Shortsの動画が増えるのはアルゴリズムの観点で以下のようなメリットが考えられます。
- 再生数が伸びやすい
- 認知度が上がりやすい
- 登録者が増えやすい
- キャラ付けをしやすい
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再生数が伸びやすい
YouTube Shortsに掲載するショート動画は、表示された時点で再生になるため再生回数が伸びやすいです。
そのため、アルゴリズム上で再生回数は重要なポイントとなるため、再生回数が増えやすいショート動画はメリットになります。
また、ショート動画経由で長尺動画の再生回数が比例して増える可能性も上がります。
認知度が上がりやすい
ショート動画は何度も同じ動画が流れることがあるため、認知度の向上につながります。
また、YouTube Shortsに掲載した動画は他の媒体(TikTokやInstagram Reelsなど)にも流用できるため、媒体を超えて認知度を上げられます。
前述した通り、再生回数が増えやすいため、多くのユーザーに認知してもらえるでしょう。
登録者が増えやすい
ショート動画は露出しやすいため、動画の形式や人を覚えてもらえるため、面白いと思ってもらった時点で登録者が増えます。
従来の長尺動画については、少なくとも数分間動画を視聴しないとチャンネル運用者の本質が分からないため登録者が伸びにくい背景がありました。
手軽に見られるショート動画はファンが付きやすいため、登録者も以前と比較して増加しやすい傾向にあります。
キャラ付けをしやすい
○○チャンネルの○○さんはこういう人というイメージをショート動画は簡単につけられます。
何度も同じテイストの動画を流すことによって、○○な人というイメージは作れます。
従来は長尺動画であったため、同一コンテンツであるとすぐに飽きられてしまいますが、ショート動画の場合は同じテーマであっても、再生時間が最長1分であるため飽きられにくいです。
そのため、同じテーマで何度も動画をアップロードすることにより、キャラ付けが確率します。
チャンネルにYouTube Shorts(ショート)が増えるデメリット
ショート動画が増えることにもデメリットがあります。
以下のようなことが想定されるため、ショート動画をアップロードする場合は注意してください。
- 長尺動画を見てもらえなくなる
- 収益が下がる
- 長尺動画を作成することが億劫になる
長尺動画を見てもらえなくなる
従来長尺動画のみのサービスであったYouTubeですが、YouTube Shortsのサービス開始によりまとまって時間が必要な長尺動画が見られにくくなっている状況があります。
長尺動画のコンテンツをメインに運用していたチャンネルでショート動画が増えてしまうと、従来の長尺動画の再生数が落ちてしまう可能性があります。
せっかく時間をかけて作った動画が見られなくなるのは悲しいため、全体のバランスに注意をしましょう。
収益が下がる
YouTube Shortsは2023年2月より収益化がスタートしていますが、長尺動画と比較すると広告収益は少ないようです。
そのため、動画の本数が増えたとしてもショート動画ばかりであると収益が下がってしまう可能性があります。
YouTubeをPRの手段とする企業であれば問題ありませんが、YouTubeを主な事業としている会社の場合は大打撃となるでしょう。
対策として、ショート動画だけで完結する動画コンテンツを減らし、長尺動画へのどうせんとなる切り抜き動画のような内容を織り込むと対策になります。
長尺動画を作成することが億劫になる
長尺動画は撮影時間・編集時間ともに長いといわれていて、数日に及ぶ人もいます。
一方、ショート動画は動画の再生時間が短いため、1本あたりの工数が長尺動画と比較して大幅に少ないです。
そのため、ショート動画ばかり作ってしまうと、本来作らなければいけない長尺動画を作るのが億劫になり、チャンネル全体がショート動画ばかりになってしまうので注意しましょう。
YouTube全体の攻略には複数のフォーマットでの動画作成が必用
YouTubeの中の人の回答によるとYouTube全体のアルゴリズムの対応についてはショート動画だけではなく、長尺動画やライブ配信も組み合わせることが必要なようです。
YouTube Shortsの攻略というより、YouTubeの機能全てを理解して動画制作していくことが成功につながるといえるでしょう。
企業がYouTube戦略をする場合、採用や会社認知など様々な用途があると思いますが、ショート動画だけではなく長尺動画も活用しながら進めましょう。
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