インスタグラムで採用は可能?就活市場の変化から見たメリットと運用方法
こんにちは。営業のいけさんです!
2020年に発生した新型コロナウイルスの影響で採用活動にも変化が起きていますね。
株式会社大広では公式インスタグラムを利用しストーリーズで社員への質問を募集、また実際にLIVE配信の説明会など、オンライン上での採用活動を行っています¹。
不安を感じている就活生も多い中、企業側としても改めて採用活動について考える時期ではないでしょうか。
今回は、そんなインスタグラムを用いた採用がなぜ注目されているのか?導入するメリットはあるのか?これらについて調査してみました。
出典:¹「会えない分もっと近くに」Instagramで生配信など新しい形の会社説明会を実施決定
目次
アメリカの採用事情
アメリカでは2012年には98%の企業がソーシャルリクルーティング(SNSを活用した採用)を導入しており、一般的な採用方法となっています。
SNSは情報発信の場としてだけでなく、コメントやDMなどを通じて求める人材に企業側から積極的にアプローチが出来ることも特徴です。
就活情報サイトだけでは採用できない?
採用活動にSNSが活用されている背景の一つに、学生の就活情報に対する収集源の変化が挙げられます。
近年では就活情報サイトよりも企業のHPやインターンシップ、個別説明会など、自社が発信する情報源を参考にする傾向があるため、情報発信において、就活情報サイトのみでカバーするのは難しいというのが現状です。
出典:若者のナビ離れの実態を徹底調査!~「待ち」から「攻め」の採用に~
就活生が知りたいこと
情報収集ツールの変化には、学生が就活において求める情報が影響していると考えられます。
アンケートによると、最も話を聞きたいと回答したのは同じ職場で働く先輩社員の声でした。
経営理念や福利厚生など、サイト上で得ることができる情報はもちろんですが、それ以上に実際に働いている人から話を聞くことでより自分が働くイメージを明確にしたいということがわかります。
出典:就活生の9割が「職場のリアルな声」を求めている?調査から見えた就活生の実態
学生の知りたいポイントについてはこちらの記事もご覧ください!
若年のネットの利用時間
学生はインターネット利用時間のうち、50%以上をSNSの利用に当てています。
利用の仕方もまとまった時間ではなく、通学中や就寝前など、またはテレビを見ながらなど、スキマ時間にコンテンツを見ていることが特徴で、情報接触時間は細分化傾向にあります。
インスタグラムを活用するメリット
採用においてインスタグラムを活用するメリットをご紹介したいと思います。
学生の利用者が増加
学生にとってインスタグラムは一般的なSNSとなっています。
それは数値でも表れており、男女ともに他のSNSと比較しても近年の利用率増加率は最も高いことがわかります。
一方、Facebook利用者は減少傾向にあります。
出典:就活生の「使えるSNS」人気はインスタ、FBは20%割れ
個人同士のコミュニケーションが可能
私は一番のメリットはここではないかと考えています。
SNS=双方向のコミュニケーションが可能というメリットは一般的に知られていますが、そもそもなぜコミュニケーションが必要なのでしょうか。
学生に堅苦しい会社ではなく、身近に感じてもらえるからでしょうか?
私は相手の顔が見えるという安心感を与えるためではないかと考えます。
その理由として、私は就活を終えて間もないですが、確かに就活って相手の顔が見えないんですよね。
よって、学生とのコミュニケーションにおいては一個人として対話することを意識する必要があります。
採用後のミスマッチを防ぐ
採用後にミスマッチが起きる要因としては以下のようなものが挙げられるのではないでしょうか。
・学生をESや面接などの少ない情報で判断せざるを得ない
・学生は志望企業に受かりたいという気持ちから、就活時に自らを盛ってしまう
・実際の仕事内容とのギャップがある
インスタグラムで関係性を築くことでより深い相互理解に繋がり、このようなミスマッチを防ぐことができます。
採用アカウントの運用方法
採用アカウントでは下記の二軸で運用することをオススメします。
・公式アカウント
・各人事担当者の個人アカウント
公式アカウントは①自社の情報発信、人事担当者アカウントは②学生とのコミュニケーションが主な目的であり、目的に応じてアカウントをわけることで統一感を守ることが可能です。
公式アカウント
公式アカウントでは基本的な就活情報や自社の取り組みなどを発信していきます。自社のホームページをインスタグラムで展開するようなイメージです。
通常の公式アカウント同様、学生が知りたいと感じている情報を発信しなくてはフォローには繋がりません。
ビジュアルを意識したコンテンツ制作
投稿内容を考える際はコンテンツを丁寧に作成しましょう。
特に「よくある質問」や「先輩社員の声」など、写真だけでは伝えきれない情報は画像上でテキストを用いることをオススメします。
アイキャッチとなるような学生を引き付けるタイトルも大切です。
▼見やすいビジュアルを意識
▼投稿内容を見たくなるようなタイトル
ストーリーズを活用
ストーリーズは一日で消えるものなので、社食や採用説明会のようなイベントなど、デイリーな情報も載せることができます。
ストーリーズはアクティブユーザーの約70%が閲覧しているため、ぜひ活用してみてください。
またコンテンツごとにアーカイブに残すことでいつでも見返すことができます。
人事担当者の個人アカウント
公式アカウントで社員の日常などを投稿することも有効ですが、誰が投稿しているのかわからないという欠点もあります。
一方、個人アカウントを活用することで血の通ったコミュニケーションが生まれるため、より身近なコミュニケーションが可能になります。
日常のシーンを伝える
個人アカウントではあくまで日常の投稿を意識します。
ここでは働いている姿や社内の様子だけでなく、プライベートの何気ない投稿をすることで人柄を知ってもらうことも重要です。
なるべく社員の個性を活かした自由なアカウント運用を目指しましょう。
▼日常の投稿から新入社員を紹介
学生に対して能動的にアクション
自社に関心のある学生・興味のある学生に対して積極的にいいね!・フォローなどを行い、まずは認知してもらうことを目指します。
また、フォロワーとなった学生とはコメントやDMを通じてコミュニケーションを取ります。
そうすることで学生・担当者お互いが面接時だけでない姿を知ることができ、相互理解に繋がるからです。
ほしい人材にはこちらから説明会に招待するなど、ピンポイントなアプローチも可能なのです。ぜひ活用していきたいですね!
まとめ
いかがでしょうか?
今後はさらに様々な採用方法が展開されていくことが予想されます。その一環としてInstagramをぜひ活用してみてください!
以上、いけさんでした。
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