動画広告は本当に効果ある? 広告制作における3つのポイントとは
目次
動画広告は見られていない?嫌われている?
はじめまして。
広告代理店二年目のいけさんです。
もはや動画広告は広告手法として当たり前になってきました。
サイバーエージェント社が発表した「動画広告市場推計・予測 <デバイス別>(2017年-2024年)」によると、その市場規模は4,957憶円に達すると予想されています。
私も夜中にひたすらYouTubeで動画を見ているのですが、
あ~!広告~!いらね~~~!
って思いますよね。
これは皆さんも感じたことがあるのではないでしょうか?
特に、モノや情報が溢れかえるネットでは広告=邪魔なものとして認識されつつあると感じます。
動画広告を不快に感じている人は多い
株式会社ジャストシステムの調査によると、「動画広告に対して不快に感じることがある」と答えた人の割合は67.5%でした。これは画像(バナー広告)やテキスト広告よりも不快に思う人の割合が高いという結果です。
理由は「コンテンツ視聴の邪魔になるから」。
また、スマートフォンで動画を視聴している人がどこで動画を見るかという調査では約4割が「テレビを見ながらスマートフォンで動画を視聴する」という結果でした。
これは広告を飛ばすことがなくても、実際は視聴していない可能性があるといえます。
出典: 動画&動画広告 月次定点調査(2020年2月度)
つまり、リーチ数だけでなく本当の意味で広告の効果を得るためには、作成する際に抑えるべきポイントがあるのではないでしょうか。
「見られる」動画広告を制作するために抑えたい3つのポイント
ターゲットをきちんと定める
マス広告では膨大な費用をかけ多くの人に広告を当てていました。
しかし、ターゲット以外にも広告が当たるため、それが無駄うちになってしまうこともあります。
そこで登場したのがインターネット広告です。
地域・年齢・性別だけでなく、趣味嗜好までセグメントすることが可能になりました。
その結果、生活者目線で考えてみると必要のない広告は当たらないため、広告に対する嫌悪感は減ることになります。
つまり、必要な情報を必要な人にだけ届けることができるので双方向にとっての利点になるのです。
ユーザーの行動を邪魔しない配信方法
ターゲットが広告と「タイミングよく」出会うことも大切です。
調査にもあったように、いざ目当ての動画を視聴しようとしたときに広告が流れてくると、
あ~!…以下略となるわけです。
そこで考えたいのが、広告の配信方法です。
SNSを見ていると、画面をスクロールして動画が画面上に表示されたときに自動再生される広告を見たことがあるかと思います。
これはインリード広告(注1)といって、SNSなどのコンテンツとコンテンツの間に差し込まれる形式なので、広告を広告と認識させないままごく自然に触れてもらうことができます。
また、強制視聴がないためユーザーの行動を阻害しにくいという特徴があります。
ただ、興味を引く内容でなければ視聴してもらえないので、クリエイティブを工夫することが求められます。
共感できるクリエイティブ
従来はいかに動画をかっこよく、きれいに作りこむかという点が重要視されていました。
しかし生活者にとって必要なのは、SNSの口コミなどを元に商品を買うように、「共感できる」なおかつ「信頼できる」情報です。
したがって、広告も消費者のインサイトを踏まえたものでなくてはいけません。
例えば、商品自体を見せるだけでなく、実際に使ってみた人のインタビューや、ドキュメンタリー風のクリエイティブにすることで、共感獲得に繋がります。
また、このように一つの広告で様々な情報を載せることができるのは、動画広告のメリットでもあります。
「見させる」広告から、「見られる」広告へ
以上、ここまで3つのポイントで考えてきました!
動画広告に限らず広告を配信するうえで考えなければならないのは、いかに生活者に受け入れてもらい、好きになってもらえるかということです。
数字だけに囚われることなく、自らも一生活者として考えることが大切なのではないでしょうか。
注1:アウトストリーム広告の一種で、Webサイトやアプリ、SNSなどのコンテンツとコンテンツの間で表示される。配信フォーマットは主に動画で、画面に表示されると同時に再生が始まるためストーリー性のある動画広告と相性が良い。
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